和尚のミニ法話

光照寺の和尚によるミニ法話をお届けします。

和尚様和尚様2

2024/08/17

ゴーヤの馬

お盆が終わりました。忙しさが過ぎ去ったのでかなりホッとしています。
棚経でAさん宅に伺った時のことです。盆の精霊棚にゴーヤの馬がいました。通常はキュウリの馬とナスの牛なのですが、Aさん宅では青く細いゴーヤに爪楊枝を挿して馬の代わりにしてありました。オヤッと思いました。何か意図があるのかなと考えてみました。
ゴーヤの皮はブツブツが同じ向き流れています。馬というよりはイノシシ的な感じがします。そう言えばAさん宅は、ご主人が昨年亡くなられ今夏は新盆でした。イノシシは猪突猛進と言うくらいですから馬よりも速いイメージです。「早く帰ってきて」という奥様の願いなのだと合点しました。
読経が終わり奥様にこのことを話すと、「キュウリが無かっただけのことよ」とのこと。私の深読みし過ぎと早合点でした。
でも・・・・。一刻も早く亡き方に会いたいときはゴーヤの馬の方がいいかも知れませんね。(来年の盆参法要の法話はこの話にしようかな。)
 

2024/07/15

終了! 鑑賞の御礼

あじさいは鑑賞に資する状態からかなり進み、枯れたり変色したりで、もはやかわいそうなくらいになっています。
終了宣言をいたします。 しゅうーりょうー!!!!
6月の初旬から今まで、大変多くの方から鑑賞においでいただきました。本当にありがとうございました。
今年は花芽の付きが今一つでボリューム感に欠けていましたが、色出し担当の妻の努力もあってか、いい色のものが多くありました。
来年はもっと皆さんに楽しんでいただけるようにと花切り剪定の作業に精を出しています。
切った枝を欲しいという人がおられますが、基本おあげしていません。登録品種は勝手に譲渡したり売買できないのです。許可なく挿し芽で増やされると困るのです。著作権保護のようなものです。

今月中に何とか何とか切りあげたいと思っています。

2024/07/05

延長戦はあるか

あじさいは後半戦。というかかなり終盤戦の様相を呈してきました。花の終わった鉢の花切りを妻はどんどんと進めています。展示場(!)には空席がぽつぽつでてきました。
今日おいでになった方との会話です。ユーモアのある方でした。
「いつごろまでが「見頃ですか?」
(ははーん、今が見頃だと思っているのかなあ)「もう終わり近くですよ。9回裏という感じかな」と私。
「明日から雨らしいので、延長戦はありますかね」
「延長戦ですか。そりゃいいや」  二人で大笑いしました。
今天気予報見ましたら、明日明後日と雨マークは消えていました。うーむ、こりゃ延長戦は期待薄ですね。

写真:なかなかお目にかかれないレア品種「大島緑花」。きれいかどうかは別として。

 

2024/07/04

終わり近し

あじさいの見頃も、ほぼ終わり近し。花期の長いあじさいも一か月間よく咲いてくれました。このところ花切り及び剪定作業に入っています。
今年は花付きがよくありませんでした。花の咲かない鉢が200鉢もありました。鑑賞においでの皆さんは「きれいですね」と褒めてくださるのですが、私としては花の数が少ないので、ボリューム感に欠ける展示だったと思っています。今日おいでの方の話では、あの秋田の雲昌寺さんでも花の付きが悪かったそうです。何が原因でしょうか。当寺は冬の越し方が悪かったのかなあと思っていたのですが。妻は秋の日当たり不足ではないかと言っていますが。

咲いている花も切り始めました。来年の準備に入っています。

 

2024/06/28

「癒される~」

あじさい見頃は後半戦に突入! 早咲き品種は朽ち始めてきていますし、日光に焼けた花も多くなってきました。
今週末から来週末までという感じでしょでしょうか。

茶の間から裏山の景色をご覧のご婦人に「いかがですか」と聞きますと帰ってきた返事が「癒される~」でした。どうぞ心ゆくまでご堪能下さい。

写真:着物姿のお姉さま方が4人。赤傘と毛氈によくお似合いです。