和尚のミニ法話

2024/01/19

親に似てきた

「ハ、ハ、ハクション」とくしゃみをすると続けて何回も「ハックション」と連発するようになりました。一度始まると10回以上続きます。治まるまで相当かかります。山内の者は皆嫌がって近くに寄り付きません。止めようにも止まらないのですから致し方ありません。
そう言えば、父親である先住(せんじゅう:先代住職のこと)もこの癖を持っていて、子である私は近寄らないばかりでなく嫌っていました。とても汚らしく感じたものです。しかし、くしゃみをするたびに私も親そっくりになってきたなあと痛感しています。
一般的に、歳をとると親に似てくると言いますが、本当にそうだと思います。たとえ母親似の男の方であってもシルバー世代に入ると「じいさまによく似てきたなあ」と思います。姿や形がよく似てくるだけでなく言い方や考え方まで似てくるのです。不思議なものですね。亡父、亡母のことは常日頃あまり考えないのですが年齢とともに思い出すことが多くなったように感じます。
「子、親を忘るとも、親、子を忘るることなし」と祖先供養の辞の一節にありますが若い時はそうかもしれませんが、歳をとると(親の年齢に近くなると)子はもちろん親も忘るることなしになるのです。この一節は「父母恩重経(ぶもおんじゅうきょう)」をもとにして述べられた言葉のようです。興味のある方は「父母恩重経」を読んでみてください。ネットで調べると見つかります。

写真:永代供養墓の背後に見える地すべり対策工事完了の様子。アンカーを新たに打ち込んであります。(本文とは関係ありません)