和尚のミニ法話

2017/08/27

「一期一会」 実行は難し

FMポートの番組「モーニングゲート」の中でDJ遠藤麻里さんが言っていました。
『年を重ねたせいか、時の経つのがとても早く感じられる。老いや死に近づいているからだろう。であるならば、「これが最後かもしれない」と考えることにしよう。食事をしていても、これが最後かもしれないと。目の前の人との会話も、これが最後かもしれないと。そうすればその時々を、相手の人を大切にしようと思う心が増すに違いない。』と。
まさしく一期一会であります。聞いていて、そうだなと深くうなづきました。私も齢を重ねて先が心配になるお年頃になりましたので、生き方そのものを「やさしさ重視」でいかなければならないなと思っていたところに、遠藤さんの言葉がピタッときて、的を得たりという感じでした。
しかし思いつきだけで一期一会を日常化することはとても困難です。放送を聞いた翌日、一周忌法要の法話でこのことをお話ししました。一期一会を心がけて生きたいものですと締めくくりましたが、次のお斎の席では全く普通通りののんべえ坊主になってしまいました。口先ばっかりで実行の伴わないダメ坊主ぶりを発揮してしまい、帰山してちょっと落ち込みました。