和尚のミニ法話

2014/02/11

スイトピーの花言葉

余寒厳しき折、いかがお過ごしでしょうか。
「TV見ましたよ。」と声かけてくださる方が大勢います。宣伝の効果でしょうか。ちょっと短すぎましたよね。撮影では私もたくさんしゃべっていたのですが、「えっ、それだけ」という感じでした。大門の大地蔵様の頭巾色あせて古くなっていたり、六地蔵様の幕が切れていたり、家内はかなり気になった様子でした。まあ、光照寺の存在を広く知らしめていただけてありがたかったです。

当地方は、今年は例年になく雪が少なく、2月というのに地が出ています。(もっとも、今朝に少し降雪がありうっすらと白くなっていますが・・・)
先日、四十九日法要の後に納骨をしました。二月のこの時期に納骨ができるなんて、例年では考えられないことです。
納骨後のおときの席のことです。お母様を見送った娘さん(もうおかあさんなのですが)が、挨拶は苦手だからと手紙をしたため、ご自分の娘さんに代読してもらいました。その中で、お母様の介護で難儀されたことや、介護を通じて感じ取られたこと、学ばれたことなどが「感謝を込めて」というキーワードで書いてありました。
そして、手紙の最後は「本日供えましたスイトピーの花言葉は『門出』『優しい思い出』です。優しかった母をいよいよ送る日に手向けます。お母さん、ありがとう。」と結ばれていました。
四十九日、納骨の節目の日を、ご自分なりの区切りをつけられ、母を花言葉で送り出す娘の心情にいたく心を動かされました。

写真は、本尊様に供えられたスイトピーの供花。