和尚のミニ法話

「2021年06月」の記事

2021/06/19

首(こうべ)を垂れるアナベルかな

雨を得て 首(こうべ)を垂れる アナベルかな

梅雨入りの初日、朝からしとしとの雨模様。写真のように咲き始めたアナベルは頭が重くて垂れています。久しぶりの雨に感謝しているかのようです。
アナベルというのはちょっと特異なあじさいで、花芽の形成が翌年の春にできるので、秋冬に根元近くでグツッと刈り込んでもその後にできる枝に花芽を持ちます。そういう点では雪国仕様とも言えますね。あじさいの冬越しはけっこう気を使いますが、アナベルは短く刈り込んでおきさえすれば大丈夫なので安心して雪の下にできます。他のあじさいもこうだといいのですが。
アナベルにはピンクのものもありますが、花は小さくて見ごたえという点では物足りなく思います。

 

2021/06/18

水やりは大変、でも今日から梅雨入り

写真:「万華鏡」の咲き始め。これからどんどん青が濃くなっていきます。この花好きだなあ。

このところ暑い日が続いているせいもあってか、鉢の水くれが大仕事です(「水くれ」は方言でしょうか?)。水道の蛇口3か所からホースで水くれしますが、90分かかります。でもこの時間はそれぞれの鉢の様子を観察するいい時間でもあります。「咲き進んできたなあ」とか「下葉が黄色くなってきて栄養不足かも」とか「思ったような色になっていないなあ」とか、さまざまな気づきを得る時間です。子育てのようなもんでしょうか。
朝は忙しいです。5時からの朝課、6時から水くれ、7時半に朝食、そして月参りに出かけます。(水くれシーズンは暁天は放散)
北陸地方が今日梅雨入りしたそうです。これで水くれ作務から少しは開放してもらえるでしょうか。

今日、三條新聞の記者F氏の取材がありました。写真もいっぱいとられました。どんな記事になって、いつ載るのかなあ。楽しみ。

 

2021/06/17

その時々の趣き

写真:開花具合 今日の様子です。写真手前の5号鉢はかなり開花が進んで見頃です。写真中央の大鉢は品種によって開花はまちまちです。でも、それはそれで楽しめると思います。

当寺を紹介していただいた昨年の三條新聞の記事にはこうあります。『あじさいは同じ一つの花でも、咲き始めや、咲いている最中など、それぞれの過程で花の色が異なる。それを見ていると、人間も年を取ったら取ったなりの美しさやたたずまいがあると感じさせてくれる。それがあじさいの魅力の一つ』
そうすると今は、前途有望は若者のようなもので将来楽しみな様子です。見頃にはまだ早いとかもう少しとか言いますが、今は今で十分楽しめると思いますので、若い花の魅力を味わいにどうぞおいでください。
山内の者に断らなくても結構です。いつ来てもいつ帰っても結構です。

2021/06/12

咲き始めましたが・・・

写真:「おりひめ」の咲き始めの様子。小さい星型の紫色の花が幾重にも重なって咲きます。背丈もあまり伸びず小ぶりなところが魅力的です。挿し芽で増やしたい品種です。
このところの晴天続きの天候で、多くの品種で開花が始まりました。いよいよシーズン突入の気配。
今日は土曜日のせいもあってか、ポツポツと見物の方がお見えになりましたが、「ちょっと早かったかしら」「来週あたりがよさそうだね」と言うことでお帰りになりました。あともう少し待ってくださいね。

2021/06/08

咲き始めは黄色

写真:「霧島の恵」今日の様子です。数日前から咲き始めてきました。青花系のあじさいの咲き始めは黄色っぽくなり、やがて青くなるのが常のようです。
本堂裏山にかなりの株数のヒメアジサイ(霧島の恵に似ています)がありますが、こちらも黄色くなってきています。

三條新聞の広告の反応がありました。今日おいでになった方は亡くなられたご主人があじさい好きだったようで、当寺の永代供養墓にとても関心を持ってくださいました。